5週間を振り返る:学んだことと、残った問い
私たちAI Maker Labは、AIコーディングエージェントとSeat Timeを作っています。私たちのブラウザー運転シムです。最初のマージは2026年9月29日でした。5週間後、マージ済みのプルリクエストは516件になりました。コードを統合するための提案です。ただし、承認した変更の一部は、ゲームの共有コードに届いていませんでした。
11月3日時点の物理バージョンは17でした。「17.1」はリリース名で、物理の番号は変えていません。さらに別の物理変更が統合を待っていました。マージ数に隠れる仕事も含め、ここまでの道のりを振り返りたくなりました。
私たちはこう作りました
私たちがエージェントを指揮し、マージを判断し、運転して音を聞きました。コードと変更提案の説明文の大半は、エージェントが書きました。執筆割合を測った記録はありません。その説明文は私たちの開発記録であり、独立したゲーム評価ではありません。
Seat Timeは、力を基にした物理モデルでブラウザー内を走ります。車の動きがおかしいとき、調べる対象がありました。同時に、問いが間違ったテストにも合格できてしまいました。このシリーズは、最初のスライドからサスペンション調査まで、その問いを追っています。
5週間を週ごとに振り返る
最も多かったのは第42週の152件でした。期間全体では、410件が共有の統合先へ直接入りました。106件は中間作業や一括統合用の開発先へ入りました。この106件は、失われた機能の数ではありません。意図した準備段階も含むため、実際に届いたかは別に調べる必要がありました。

| 2026年の週 | 期間 | 主に取り組んだこと |
|---|---|---|
| W40 | 9月29日〜10月4日 | 最初のビルド、物理の不足、Magic Formula 6.1タイヤモデル、録音エンジン音、車と雨 |
| W41 | 10月5〜11日 | プレイヤー車のタイヤ移行、Graphic Streetの外観、公開データ比較、駐車中の動き、キャリアと改名 |
| W42 | 10月12〜18日 | カートコース、軽自動車、コース制作ツール、リリース確認、Seat Lifeへの分離、ドリフト公開 |
| W43 | 10月19〜25日 | 根拠に基づく車両修正、ブラウザーのハンドル対応、読み込みとサーバー、公式走行 |
| W44 | 10月26日〜11月1日 | 物理8〜15、Chronoとの比較、ドリフトと学習型ドライバー、ハンドル感触の方針転換、コース確認 |
| W45 | 11月2〜3日 | 物理16〜17とリリース名17.1、スクワット、車輪回転の反力、古い生成値 |
図は週ごとの件数を示します。表の仕事は重なって進みました。六つの独立した工程ではありません。タイヤを直すと、学習型ドライバーの結果が変わります。物理をリリースすると、参照値の生成に戻ることもあります。一つ終えるたび、次の問いが現れました。
物理にバージョン番号を付けました
10月12日、ラップ、ゴースト、ランキング記録に物理バージョン2を付け始めました。番号のない古いデータはバージョン1として扱いました。これで、異なる物理によるラップが、条件の違いを隠したまま競うことを避けられます。
11月3日には17に達しました。その後の「17.1」という名前は、追加の物理変更を意味しません。第7話はリリースの経緯を追っています。ラップタイムの隣に物理番号が必要になった理由も、そこにあります。
名前に収まらないゲームになりました
Racing SimはSeat Timeになり、さらにSeat TimeとSeat Lifeに分かれました。エンジンとセーブプロフィールは共通です。仕事、免許、財布が加わり、運転の周囲が広がっていました。改名と分離は第6話で詳しく書いています。承認した変更がゲームに届かない、という問題も同じ頃に見つかりました。
繰り返した失敗に確認を足しました
マージした変更には、行き先の確認が必要でした。第6話の消えた車が、その問題を具体的にしました。承認済みなのに、車両選択に出てこなかったのです。確認対象の変更が共有の統合履歴まで届いたかを調べる仕組みを作りました。例外も明記する必要がありました。
動いているゲームには、別の確認が必要でした。第7話では届かなかったリリースを追いました。その後、稼働中の版と操作できるボタンを確かめるようにしました。同話は限界も残しています。自動再試行には権限が足りず、監視の定期実行も確認が必要でした。
テストを実行する側にも抜けがありました。一部のファイルが実行グループに入っていませんでした。登録漏れを検出する確認を加えました。生成値が別のコード状態を指す問題もありました。最終的に統合したコードで生成し直す、というルールに変えました。
手と耳で決めたこと
数値が合格でも、音や感触が違うことはありました。最初のエンジン音は、テストを通っても人工的でした。後には、周波数の検査を通ったタイヤの振動が、付け足した振動に感じられました。記録に残ったその運転が、設計を変えました。
同時に、言い切らない判断も必要でした。学習型ドリフトドライバーは採点の穴を見つけました。合格率だけでは、人にとってよい練習だとは言えません。後の物理リリース記録には、マージ前のG923やDualSenseでの走行がないと明記されていました。マージしても、足りない運転評価は埋まりません。
5週間全体をどう感じたかという、私たち自身の感想は記録にありません。私たちの解釈では、作業量より、確実に届けるための規律が重要でした。件数は動いた仕事の量を示します。届かなかった変更と運転の報告は、進め方を変えた理由を示します。
この先に残った問い
記録にあるのは未解決の仕事です。約束した開発計画ではありません。各話が残した問いを、日付とともに並べます。
- 11月3日の締め時点では未統合:第13話の物理18に向けた力の経路修正です。同話の11月6日のコード確認では、修正は統合され、ゲーム内で有効になっています。コードの物理番号は20です。スクワットは、加速時に車体後部が沈む動きです。その修正後の実機走行は記録されていません。
- 未解決:Link Cedar Basinの浅い滑りに対する採点です。学習型ドライバーは、意図したより浅い滑りでコースを満たせました。同話に採点修正の記録はありません。
- 実機走行の記録なし:滑っている間だけの振動へ戻した変更と、調整済みTRUEFORCEの各信号です。以前のG923実験では、その後の変更の感触を判断できません。
- 未解決の比較:第13話の物理の不一致です。日誌の終盤では9件、11月6日の更新では10件でした。車線変更は公開速度値による根拠があっても、別のモデル比較では不一致が残ります。加速で後輪がグリップを失うときと、アクセルを戻したときの応答は、今も固定した期待値との比較です。
- 未完了の確認:Kaede全体の画像確認です。記録では442視点のうち378視点が未確認でした。橋の障害物を局所的に直しても、全体の確認は終わっていません。
全14話の索引
- ブラウザでドライビングシムを作り始めた理由
- 「sim-grade」を目指して:不足を書き出し、タイヤを作り直す
- 最初のエンジン音は8ビット風でした
- Seat Timeに、走りに行く場所をつくる
- 雨でも乾燥時の94 %のグリップ、そして駐車中なのに動く車
- Seat Timeへの改名と、ゲームに届かなかったマージ
- マージするたびにリリースする
- すべての数値に根拠を付ける
- ブラウザーのタブでステアリングホイールを動かす
- スマートフォンから訪れる人のために、読み込みを軽くする
- グリップは、ステアリングが軽くなることで伝わる
- ドリフトと、近道を見つけたAIドライバー
- 条件をそろえる比較と、スクワットの原因探し
- 5週間を振り返る:学んだことと、残った問い(このページ)
現在のビルドを走る
5週間で残ったのは、マージ数だけではありません。名前を付けられる失敗と、その失敗を調べる確認方法が残りました。答えの出ていない問いも、記録の一部です。
注記と出典
測定した件数 — 2026年11月3日に保存した一覧は、番号順で最初の521件の変更提案を対象にしています。マージ済みと全状態の記録を、それぞれ上限1,000件で照会しました。マージ済みは516件です。410件の統合先は共有のコード系列、106件はその他の開発系列でした。どちらの数も、ゲームへの到達を証明しません。週別集計は、マージ日時をAmerica/Sao_Paulo(UTC−03:00)のISO週に分けました。W40は最初のマージの9月29日から、W45は11月3日までです。題名の5週間は、部分週を含む六つの暦週にまたがります。
出典のある事実・自社記録 — 最初のマージ、物理番号、改名、分離、実機確認の状態は、保存した開発・リリース記録によります。各話へのリンク先に詳しい経緯と、背景となる公開資料があります。自社の記録であり、独立した評価ではありません。本記事のために過去のシミュレーションを再実行していません。現在のビルドへのリンクも、特定の版が稼働中だと認定するものではありません。
選んだ設計判断 — 名前、分離、物理番号ごとのラップ分離、継続的なリリースは私たちの判断です。マージ数では、その妥当性を検証できません。私たちの解釈 — 作業量より、確実に届けるための規律が重要でした。失敗からの読み取りであり、生産性を測って比較した結果ではありません。
日付付きの未解決事項 — 終盤では11月3日の記録と、第13話の11月6日のコード確認を分けています。画像確認の残りは442引く64で、378視点です。実機確認の限界は、該当する変更ごとに残しました。AI支援 — コーディングエージェントがゲーム開発を助けました。本記事の執筆と翻訳にもAIを利用しました。